「な、なに?」 返事をすると反対を向いて那由菜ちゃんは笑いながら言った。 「ここで死んでくれない?」 那由奈ちゃんが取り出したのは鋭いナイフ。 その手は少しばかり震えている。 「那由奈ちゃん、なにがしたいの?」 こわい、こわいけれど、 それよりも気になった。どうしてこの場所を選んだのか。 那由奈ちゃんがなぜあたしに刃物を向けているのか。 「ここはね、お姉ちゃんが殺された場所なの」 那由奈ちゃんの怒鳴り声が屋上に響く。