「那由奈ちゃん?どこに行くの?」 学校の近くにこんなところがあったんだ。 着いた場所は廃墟ビル。2階建ての少し古い建物に、周りに雑草が好き放題に生えている。 そこからしばらく使われていないんだって事はわかる。 さっきからみることができない那由奈ちゃんの表情に少しだけ緊張が走る。 もしかして、あたし・・やばいかもしれない? それが疑問から確信に変わるまでそう時間はかからなかった。 そして、 彼女に付いてきた事をあたしは今初めて後悔した。 「ねぇ優芽ちゃん・・お願いがあるの」