願った事がこんなに早く叶うなんて 思ってもなかった。 きっとお母さんのおかげかな。 「ねぇ優芽ちゃん」 あたしから離れて涙を拭った那由菜ちゃんに ほっと安心して答える。 「ん?なに?」 「今から少しだけ時間ある?」 腕時計をみると、確かに少し時間があっても十分に授業には間に合う。 このさいSHRはサボっても何も言われないでしょ。 今は友達の方が大事だし。 「うん、大丈夫だよ」 「ちょっとお願いがあるの。来て」 そう言い終えるとくるりと反対を向いて先を歩きだした。