那由菜ちゃんには申し訳ないけれど。



今のこの時間があたしにとっては何よりも大切で。



かけがえのないものになってる。




部屋に入って扉を閉めて部屋着に着替える。


再びとを開くとさっきと変わらず龍平さんが料理を作ってる。


こういうの、いいな


そう想いながら


「優芽さん?」


後ろから抱きついてみた。


「なんか夢みたいで」

「夢、かぁ」


そうかもね

小さく笑う。