お店から出ると、空は既に暗くなっていた。 空を見上げるとぽつぽつと星が輝き出している。 色んな個所に、点々と。 都会じゃきっとこんな景色を見る事は出来ないだろうな、 そんな事を思いながら家に向かって歩き出した。 つい先程の事だからなのかな それとも、あまりにも衝撃な事だったから? タイチ君の顔も お店の中の様子も 緊張していた体も 全部全部覚えている。 聞いた話は一人になった今でも 何度も頭の中でリピートされている。 タイチ君の声の低さも何もかもが頭に染みついて離れない。