冷静になれ、あたし。 感情的になっちゃだめだ。 大丈夫、あたしは..大丈夫 「那由菜ちゃん..」 ドクンドクンドクン 心臓の音が聞こえてくるくらい緊張してるのが分かる。 「本人から訊けばいい。あたしは絶対に認めない!あいつの事も.. 優芽ちゃんの気持ちも!!」 「あ、待って、那由菜ちゃ..」 呼びかけには応じず、那由菜ちゃんは走って屋上を出て行った。 残されたあたしはただ どうする事もできずに黙って空を仰ぐ。