瞼をもう一度閉じて さっきの光景を思い出す。 「頑張れって。そう言ってた」 「そうか..お母さんが」 「うん、だからあたし頑張る事にした。お父さん、あたし龍平さんが好き」 はっきりと口にした言葉。 それと同時に龍平さんへの想いが溢れてくる。 「優芽」 「お父さんのせいなんだからね。反対しても無駄だから」 「それは..あいつの過去を知っていても?」 「うん」 まっすぐ見つめる。 「お前の強情な性格は昔から分かってるつもりだが。でもそれは楽な事ではないぞ」 「分かってる。」