それでも瞳を閉じてしまうと


何度でもあの時の光景が浮かんでくる。



夕暮れの遊園地。


切なそうに話す龍平さん。


それはまるであたしに


“これ以上近付くな”と言ってるようで。


真実を知ることよりも


そっちを思い知らされた事の方が辛かった。



そしてタイチ君の言葉。


那由菜ちゃんの冷たい表情。


タイチ君も

那由菜ちゃんも


龍平さんも


繋がってる――――