「ね、優芽ちゃんさ、前好きな人いるって言ってたじゃない?」 「あ、うん..」 やばっ、矛先をそっちに向けて来たか!? 「年上?年下?」 この攻撃に逃げられることは出来ないらしく 観念して少しずつ答える。 「と、年上・・」 「へぇ~~~!大学生?」 「ううん、社会人」 「大人ぁ~~~~、どんな仕事してるの?」 これは・・ 職業は言わない方がいいと判断して 「フツーの会社員だよ」 ごめん、那由奈ちゃん。 心の中で謝る。