あなたはケイサツカン様☆





知らない、あいつなんか本当に知らない!!


「優芽ちゃん朝からあれてない?」




教室に着いてあたしの態度があまりにもいつもと違いすぎたのか、

那由奈ちゃんが心配そうな顔で近づく。



「ごめん、大丈夫」




「ううん、あたしは優芽ちゃんが笑顔なのが一番好きだからね」




なんて・・いい子なの?




「そういえばさ、どうなった?前に紹介した男の子」




「あぁ・・タイチ君?」




「そうそう!うまくいってる?」




「あれから連絡がこないけど」




でもそれはあたしが逃げてるからなのか

それとも向こうが避けてるのか。


あたしはあの時の答えをまだしていない。


早めに言う・・べきなんだと思うけど。