びくっと肩が上がったのはいきなりだったのと それからもしかして龍平さんじゃないかって思ったのと。 でも二つ目の予想は大きく外れた。 あたしってまだまだ龍平さんの事分かってないな ため息をつきながら声の方向に視線を向けると。 「あれ..確か..」 「何?この前会ったばっかなのにもう名前忘れたわけ?」 光に当たって髪の色が綺麗な茶色をしている。 整い過ぎた美形な顔立ち。 高い身長。 この人は.. 「タイチ君」 名前を呼ぶと 少しだけ悪戯っぽい笑顔を見せた。