少し歩いて大きな道路に出ると
さっきとは違った景色が見えてくる。
一歩裏は田舎みたいに静かなのに。
今は救急車の音とか
コンビニやお店の電気とか
明るい音や光に満ちていて
空はイヤっていうほど明るい。
角の所にあるコンビニを見付けて中に入った。
店内にはほとんど人がいなくて
飲み物が売っている冷蔵庫の上には壁時計がかけてある。
針は8時を指していた。
あまり遅くなると龍平さんに叱られちゃうかな
なんてまたも恋する女の子みたいなことを思いながら
紅茶とデザートを適当に選んで籠の中に入れた。
そういえば今日って雑誌の発売日だっけ
思い出して本コーナーに再び足を向けたその時だった。
「何してんの?」


