あなたはケイサツカン様☆




「ま、待ちなさ~~~い!!」





一体どれくらい走ってるんだろう?



取り敢えず、距離はそれほど離れてないと思うけど


でもこれ以上近付くことなんてとてもじゃないけど出来ない。


もっと足が速ければよかったのに。



「どいてどいてどいて!!」


「きゃあ~~~」


「どけよ!!」


あたしとひったくり犯の追いかけっこは続いていて。



曲がり角に差し掛かったその時


行き止まりになった犯人がまっすぐあたしの前に立った。


その手に持っているは包丁。



怖いなんて言ってる暇はない。


この前みたいにならない自信はある。


お父さんが教えてくれた護身術があるもの。


大丈夫、落ち着いて。