俺の目下にたたずむ 小さなシンデレラは 胸の下辺りで腕を組んでいた。

≪俺に∮黒騎士∮になれと…
エリートのお嬢様のお抱えになれと…

俺は 腰に手を当てながら 小さなシンデレラの視線まで顔を近づけると頭を撫でた。

まるで子猫の頭を撫でるように

≪バ~カ!ここは 小学生のお前が来るところじゃ…


ガキ~ン!!

うっ…

俺は完全に…

油断した…

考えも しなかった…
不覚にも スネを蹴られた俺は 小さなシンデレラの前に跪いてしまった。


そして…俺は小さなシンデレラの目線よりも更に下にいた。


屈辱であった。