∮黒騎士∮ツンデレラと俺様騎士

≪ウグググ…

愛ちゃん…≫


『ひぃ…

ミシル様!

コラッ!黒夢

早くミシル様から手を離さんかい!』


そう言って山城 愛は 俺にスパイラルキックを浴びせた。

小熊ちゃん~


そう叫びながら俺は幸雛の所まで吹っ飛んで行き

ミシルは 山城愛の腕のなかでお姫様抱っこされていた。


ザザーッ


俺は 華恋の足元に滑混んできた。

華恋は 俺を見ると

《貴方∮黒騎士∮見たいだけど…
まさか 沙羅雪さんの…』


≪やあ!≫

「左様で御座います。

学園一の落ちこぼれで御座います。」

華恋の∮黒騎士∮

早乙女が耳元で囁く

『いえ 違います…

彼は 学園一最高の∮黒騎士∮です。』

幸雛は 早乙女の言葉を否定した。

≪幸雛…

様…≫

俺は 立ち上がると幸雛の傍らにたった。


「貴様…シンデレラの分際で 華恋様に…」

≪違うぜ! 華恋様にではなくお前にだよ…根暗君

俺は口元を緩める。

「なっ…貴様…

言わせておけば!」

早乙女は俺を睨みつけ拳を震わせる。