∮黒騎士∮ツンデレラと俺様騎士

≪えっ…えっ…見た
見たの… ねえっ…≫

俺は 幸雛が気になり 彼女達の会話を聞き取ろとするが 外野がうるさく聞き取れなかった。

≪ねぇ…見たの?

見えたの愛ちゃん…≫


『大丈夫… 子豚さんは 見えてないから…』


≪えっ…!?≫


少女は一瞬止まると
『あっ!』

山城 愛は手で口を塞ぐが既に遅かった。

少女は今にも泣きそうな表情を浮かべる。


≪貴方のせいですわ!≫

少女はそう言いながら 俺の腕を揺さぶる。


≪さっきからうるさいをだよ!
俺は あんたの子豚さんのパンツには興味がないの…

いいかげんに その手を離せ!? ≫


≪絶対に…絶対に
離しません…

ウグググ…

愛ちゃんも手伝ってください!≫


『愛ちゃん…

山城愛の脳裏に 一人の少女の顔が浮かびあがる…

『はっ!?

まさか…』

頭の中の少女と 目の前で清春に猫掴みされている少女が… 重なる…


『ミシル様…!』

はっ!?

黒夢君… 早く…

その御方から 手をお離しなさい…』


その御方って…

これの事!

俺は ミシルをつまんだ状態で プリンセス愛の方へ向く