「おい、ミカコ!どこ行くんだよ?」 ちょっと焦った片桐くんの声。 だけど、今はそれに応える余裕もない。 な、なんて大胆なことをしてしまったんだ…! 今さらながら、羞恥心が押し寄せてきた。 無我夢中で走っていたら、 あの川沿いの道にいた。 あたしと片桐くんの原点… 「急に…どうしたんだよ」 運動部とはいえ、さすがに息切れがする。 足を止めると、胸が苦しくなった。