「誘惑・・・しないで」 わずかにあった理性でなんとか自分を抑えようとしたけど、 「自分に嘘つくなよ」 と唇を奪われた瞬間、 何もかもどうでもよくなった。 角度を変えて何度も口付けられる。 ちょっと冷たい唇が心地よい。 「ん・・・」 恥ずかしくて恥ずかしくて目をぎゅっと閉じた。 数分間されるがままになっていたけど、 触れるだけのキスにもどかしさを感じて思わず、 「もっと、して」 と司くんの腕にしがみついていた。