Gleam -ドリームキャスト!-

「だから初めて会ったとき、俺にも攻撃してきたんだな」

「ああ、そうだね。初対面の相手は気を許しちゃいけないからさ。
 みんながみんなバルトみたいにいい人とは限らないんだ」

村の中では知識があるほうだと思っていたカズアも、もっと広い世界の話を真剣に聞く。
正直、海賊なんて実在しないと思っていた。
魔物ではなく、人間相手だとどう対応すればいいのか全く分からなかった自分が恥ずかしい。

ところで、紅茶は特にこれといった好みはないので、バルトと同じセイロンを淹れてもらった。

「でもそんな立場で、よく一人で旅に出ようと思ったな・・・」