その後は海賊たちの逃げ足のはやいことはやいこと。
あっと言う間に水平線の向こうに消えていった。
「海賊たちだって好きで海賊をやってるんじゃない、おれたち王家の人間がもっとしっかりしてれば、あいつらだって平和に暮らせてたはずなんだ・・・」
縄を解きながらエリサはつぶやいた。
ユナは手足が自由になると、エリサに泣きついた。
エリサは子供をあやすかのように、ユナを抱く。優しく、そして力強く。
バルトとカズアは、いつもとまったく違うエリサに呆然としていたのだった。
あっと言う間に水平線の向こうに消えていった。
「海賊たちだって好きで海賊をやってるんじゃない、おれたち王家の人間がもっとしっかりしてれば、あいつらだって平和に暮らせてたはずなんだ・・・」
縄を解きながらエリサはつぶやいた。
ユナは手足が自由になると、エリサに泣きついた。
エリサは子供をあやすかのように、ユナを抱く。優しく、そして力強く。
バルトとカズアは、いつもとまったく違うエリサに呆然としていたのだった。



