Gleam -ドリームキャスト!-

「エリサ、ユナ!」

「ほう、まだ護衛がいたか。
 しかし天下のシェパード王国のお姫様に、少なすぎやしないかい?」

海賊の頭領であろう男が嘲笑う。

「抵抗しなければ何もしないよ、殺すつもりなんてないんだ。
 俺たちはただお金がほしいだけ。
 お姫様は高く売れるんだ、おとなしく引き下がってもらおう」

ユナの首筋にぴったりナイフが当てられ、三人は身動きがとれなかった。
ぎらりと鈍く光る刃先にユナは怯える。

カズアとバルトは、恐る恐るエリサの元まで歩み寄った。

「エリサ・・・お前は大丈夫か?」

「う、うん・・・」

バルトがそう言うと、頭領たちの顔色が変わる。

「そいつがエリサ王女だと!?」