カズアとユナが目を凝らすと、扉の前に二人の影がある。
バルトはエリサの肩に左手をかけ、右手を宝石にかざしていた。
「あほかお前はっ! さっき無茶するなって言ったばっかりだろ!」
「バ、バルト!? なにしてるんだ、下がってよ!」
「それぞれ吸収してくれたら、半分ずつだ!
お前の命を全部持ってかなくてもなんとかなるかもしれないだろ!」
「かもしれないで、こんな危険なことするな!」
「それそっくりそのままお前に返す!」
そうやって二人は言い合っていたが、やがてお互い宝石に触れた手を重ね、目を瞑った。
バルトはエリサの肩に左手をかけ、右手を宝石にかざしていた。
「あほかお前はっ! さっき無茶するなって言ったばっかりだろ!」
「バ、バルト!? なにしてるんだ、下がってよ!」
「それぞれ吸収してくれたら、半分ずつだ!
お前の命を全部持ってかなくてもなんとかなるかもしれないだろ!」
「かもしれないで、こんな危険なことするな!」
「それそっくりそのままお前に返す!」
そうやって二人は言い合っていたが、やがてお互い宝石に触れた手を重ね、目を瞑った。



