Gleam -ドリームキャスト!-

カズアはなびくユナの白銀色の髪を見ていた。

――いいかカズア、この子はお前が守ってやるんだ。
 壁にぶつかったとき、お前が支えになってやりなさい。


 思い出した。

父ルークは、まだ幼いカズアにユナのことをいつもそう言っていたのだ。
あの頃は何も知らず、ただ格好をつけて二つ返事だったが。

カズアは力があることをコンプレックスにしてきたが、ユナは力がないことに劣等感を抱き続けてきた。そして努力した。

支えになるのは、今なのだと。

「他に必ず方法はあるはずだ。ユナ、やめろ!」

カズアは叫んだ。

しかし・・・。