Gleam -ドリームキャスト!-

「俺はバルト。今度からもうこんな無茶はさせないからな」

「バルト・・・」

差し出された大きな手に自分のそれを重ね、彼のあたたかさを感じた。

バルトはそのまま回復魔法をかけはじめる。傷がひどいので、多少時間がかかりそうだ。
少女は、魔法の光を透かしてバルトの顔をじっと見ていた。

「わあい、一緒にがんばろう? あたしユナ」

「カズア」

「・・・おれは、エリサ。よろしくね、みんな」

エリサはにっこりする。
えくぼのある、まだあどけない可愛らしい笑顔だった。