ここはチコリ。

森と山に囲まれた、何もない平和な村だ。

人口は百人程度しかおらず、人々はほとんど自給自足に近い生活を送っていた。

毎日毎日いつもと同じ一日がやってくる。
この日もまた、そうであるかのように思われた。


しかし物語は、ここからはじまる。