カズアは苦しそうに呼吸するユナを、ただ見つめることしかできなかった。
自分の手を見ても、ユナの血でぐっしょり染まっている。
「ユナ・・・お前・・・」
「へへぇ・・・やっと、あたしも・・・役に立てた、かなぁ・・・。
魔法使えない分、はやく動けるように・・・鍛えたもん、ね・・・」
ユナは消え入りそうな声で言った。
けれど顔は安らかにも見えた。
「なんで俺の前に出た!」
「だって・・・カズア、あのままだったら・・・」
「お前だって一緒じゃないか!」
自分の手を見ても、ユナの血でぐっしょり染まっている。
「ユナ・・・お前・・・」
「へへぇ・・・やっと、あたしも・・・役に立てた、かなぁ・・・。
魔法使えない分、はやく動けるように・・・鍛えたもん、ね・・・」
ユナは消え入りそうな声で言った。
けれど顔は安らかにも見えた。
「なんで俺の前に出た!」
「だって・・・カズア、あのままだったら・・・」
「お前だって一緒じゃないか!」



