Gleam -ドリームキャスト!-

いま攻撃をくらうとカズアは・・・
エリサは、先程までの戦いで受けた傷の深さを知っていた。
魔法を唱えたくてもロッドで無茶に殴りかかりたくても、何もできない。
頭が混乱するばかりだった。

「カズア!」

ユナが叫ぶ。

もうだめだ、そんな諦めがカズアの脳裏をよぎった。


走馬灯のようにこれまでのことが一気に駆けていく。

父さん、母さん、チコリのみんな・・・
ユナ、バルト、エリサ・・・

そして最後にエイミーのやわらかい笑顔が浮かんだとき、入れ替わるようにユナが目の前に身を投げてきた。