サタンフォレスト。それは闇王の居城を守るように島全体を囲む、深い不気味な森だ。

薄暗い森の中を四人は細心の注意を払いながら進む。

さすがに魔物が強い。本土とは比べ物にならない。
集団で襲ってくるもの、強力な魔法を使うもの、猛毒を持っているもの・・・体力と魔力は削られていくばかりだ。

そうしてもう何時間も彷徨っている四人は限界に近かった。

あたりを見回しても目に映るのは木々ばかり。方向感覚が奪われる。
一体どこまで進んだのだろう。
道はあっているのか。このまま行って本当に闇王の元へたどり着けるのか。

不安はつのるばかりだ。