大丈夫ですよ。 自分の気持ちはもうひかるちゃんの上にちゃんとある。 「今夜はわたしがついてますから」 「榊さん」 「これからいろんな話をしましょう。包み隠さず」 ボロボロと溢れる光が頬を伝って流れてく。 「泣かないで」 タオルで涙を拭ってやるとその手にしがみついた。 「わたし、榊さんが好きです」 その小さな背中をそっと抱き締めた。 ―――守ってあげます そう心に誓った。