ひかるの瞼がゆっくりと下がる。 程なくしてすうすうと穏やかな寝息が聞こえた。 ひかるの寝顔が自分だけのもの。 この幸せは自分だけのもの――― ひかるの寝顔を見つめているうちに、いつの間にか。 ふたりで、うぐいすの朝の眠りに落ちていた。