ひかるちゃんはベットから腰を浮かそうとした自分を引き留めた。 「…一緒に作ってもいい?」 あまり上手じゃないけど。 「いいですよ。ふたりで作りましょう」 手を伸べるとひかるちゃんはベットから起き上がり迷いもせずにその手を取った。 「榊さんは何が好き?」 「ひかるちゃんは何が好き?」 「「煮付け」」 ぷっ。同時に吹き出した。 ひかるちゃんの笑顔が守れたことを心の底から良かったと思えた。