家に戻ってひかるちゃんの部屋のベットに横にすると、細い手はしっかりとシャツを掴んだまま離さなかった。
引き剥がすこともどうかと思われて、力が抜けるまでそばにいてやろうとベットに腰掛けた。
「可愛いのも罪ですね」
ひかるちゃんを可愛いと若佐が狙っていた。
他にも狙ってるヤツがいるかもしれない。
「あ、」
シャラン
音がしてポケットにひかるちゃんの鎖に通した指輪があることを思い出した。
取り出してひかるちゃんの首にそっと掛けた。
「…ん?」
僅かに瞼が動いた。
ゆっくりと開きベットそばにいた自分にひかるちゃんは驚いていた。
「榊、さん?」
「ひかるちゃんが放してくれないから放してくれるのを待ってたんだよ」
「?」
そこでひかるちゃんはシャツを掴んでいたことを知って顔を赤くした。
「えっと…あの」
「いいんですよ。ひかるちゃんの寝顔は可愛かったですし」



