その後に玩具にされる映像が若佐のコレクションになる寸前だったことがよくわかった。
「………」
若佐に向けられていた笑顔が憎らしかった。
「…ん、…」
「大丈夫ですよ、ひかるちゃん」
助手席に眠るひかるちゃんの額にそっとくちづけをするとまた安心したのか、スウスウと寝息を立て始めた。
ふ、と、気づくとシャツの裾をしっかり握りしめてあった。
「ひかるちゃんの側から離れたりしませんよ」
ひとり笑ってひかるちゃんの華奢な手首をそっと握った。
「大事なものを二度と手放したりしません」
眠るひかるちゃんの頬を撫でてハンドルを握った。
「帰りましょう、家に」



