床に転がったままのひかるちゃんはまだ目を覚ます気配がない。
「もう少しだったのに邪魔が入ったしな。まあ、だけどギャラリーがいるのも燃えるかもしれない」
「………」
愉快そうに笑いを溢す若佐に怒りがマックスになる。
「き、さま」
こんなふざけたヤツが教師だなんて笑える。
女性徒を物色しにきているだけだ。
「自分の女がヤられるのを指をくわえてみてるってのもいいか」
「…外道」
イタズラを見つけられて叱られて開き直った子供のようだと思った。
教師の立場を悪用してる。
慕って寄ってくる生徒たちを食い物にして喜びを感じるなんて異常だ。
ひかるちゃんが食い物になる寸前だったと知って、自分の野生の勘というのも働くもんだなと思った。
すっと影が揺らいで、若佐が真横に腕を回してきた。これももう少しで掠めそうだった。



