「中学生は大半が紅い血を流してくれる」
「ち、外道がっ」
怒りで拳が震える。
スタンガンで自分を眠らせているうちに意識が朦朧としているひかるちゃんを襲い自分のものにするというのだ。
「天宮はどんな味がするかな」
「っ、」
狂気の笑みを再度浮かべて一歩近寄る。
右手にはスタンガン。
ちら。
ひかるちゃんが目を覚まさないのを確認して、懐に手を入れた。
「ひかるちゃんは渡しません」
「こっちにはスタンガンがある。あなたには眠ってもらう」
「断る」
睨み合いをしてるうちにも若佐が半歩近寄る。
懐から取り出した小さな薄い刃を握りしめる。
「来い!」
覚悟はできてる。
ひかるちゃんを渡すわけにはいかない。
一瞬の油断が命取りになる。



