相思相愛~彼方という存在~



ズキンっ∑!!

『うっ・・・』

急な頭痛に襲われる

倒れそうな体を必死で耐える

「とりあえず、紫帆・・・消えろ」

「はいはい。冷たいのね、まぁいいわ。じゃ、またね。琉乃ちゃん♪」

そう言って、紫帆さんの影は見えなくなった・・・

「琉乃、悪かったな。あいつのことは・・・・・・」

ねぇ、玖遠

あの人は何? 何者なの?

あいつ呼ばわりなんてしないで

ねぇ、玖遠

私 あの人のあの顔に見覚えがあるの

でも、わからないの

考えれば、考える程

考えられないくらいの頭痛に襲われるの