『でも、今日はもう帰らなきゃ』 「なんか用事か?」 『買い物。もう食材がないから、それとメニューの試作品作るための材料買わなくちゃいけないしね』 私は片づけながら話す。 『とりあえず、エプロンだけ奥に置いてくるね』 「・・・あぁ」 その時、一瞬だけど玖遠は何か考え込んでいたよう・・・ ・・・ そして、鍵を閉めてお店を出た。 『お待たせ、じゃあとりあえず「俺も手伝う」 『ほぇ?!』 またしても、突然の言葉に変な返事をしてしまった。