相思相愛~彼方という存在~



『う・・・嘘っ!!』

なんと、時刻は午後7時。

5時間以上も眠っていたことになる。

『もう・・・まだ全然考えついてないのに・・・』

ガックリと肩を落とす・・・

そんなことよりも・・・

『なんで、玖遠がここにいるの?』

「・・・」

私の素朴な疑問に対して、黙り込んでしまった玖遠。

「・・・琉乃に会いたかった」

『え・・・?』

「ただ、琉乃に会いたかったからって理由じゃ駄目か?」

『・・・ううん///ありがと///』

私がそう言うと、玖遠の顔が少し赤くなっていたのは、気づかなかったことにしておこうかな・・・