相思相愛~彼方という存在~



時刻は午前6時前。

いつも起床する時間には、まだ余裕がある。

『うっ・・・』

あの、裏口から出て行った男たちの顔・・・

『いたっ・・・っ・・・』

思い出そうとすると、強い吐き気と頭痛に襲われる。

『私が・・・しっかりしなきゃ、駄目なのに・・・じゃないと、犯人捕まらないのに・・・』

そう、あの2人組みの男たちが、お母さんを殺した犯人。

だから、事件のあった直後に警察に顔を思い出すように、聞かれたけど・・・

私はその時の強い精神的なショックで顔が思い出せないようになっていた。

いや、思い出せないんじゃない。きっと・・・思い出したくないんだ・・・