相思相愛~彼方という存在~



「お母ちゃんと一緒に食べるんだぞ」

『うん!!ありがとう♪』

私は、二つの飴玉をぎゅっと握り締めた。

そして、来た道を引き返し、家を目指した・・・





『よしっ!やっと着いた!えへへっ・・・お母さん喜んでくれるかなぁ?』

「・・・おい、早くしろっ!!」

「うるせぇなっ!!」

『え?!』

家の裏の方から声がした。

気になって、裏口をそっと覗いた。