相思相愛~彼方という存在~



「・・・はい。これで、お醤油買ってきてくれる?」

『うん。わかったぁ、行って来る』

「気をつけてね」

『はぁい♪』

おかーさんに渡されたお金を財布にしまい、私は軽い足取りでおつかいに出かけた。



『おじさんっ、こんにちは!!』

「お!!琉乃ちゃんじゃないか、どうした?おつかいかい?」

『うんっ!!おしょーゆ、くーださいっ!』

「はいよっ!!じゃあ、おつかいに来た琉乃ちゃんにおまけ付だ。これも一緒に持っていきなっ!!」

そう言って、おじさんは大きな飴玉を二つくれた。