相思相愛~彼方という存在~



「“送ってくれて、ありがとうございました”って、混ざってるし」

『あぁっ!!』

やってしまったと思い、すかさず顔を下にしてしまった。

「まぁ・・・でも、もうこんな時間だし親御さんにも悪いから、上がったりしねぇけどな」

『え・・・あ・・・』

「琉乃?」

『ううん、なんでもない。じゃあねっ・・・』

「琉乃?!」

私は玖遠から逃げるように、家の中に駆け込んだ。


それから、急いで自室に向かった・・・

パタン・・・