相思相愛~彼方という存在~



「どこから?」

『・・・森に行って、木を切り倒すところからです;』

「マジかよ;」

『(今頃、上でまたなんか作ってるんだろうなぁ・・・)』

「すごすぎんだろ・・・つーか、あのマスター何歳?」

『今年、71歳です』

「・・・」

はい、誰でも驚くと思います。私も最初そんな感じでした。

『しかも、今の家具作ったの・・・2年前からなんですよ。それに、私の家の家具も殆ど茂ちゃんの手作りでできていますし・・・』

「侮れねぇな、じーさんだからって」

それから、玖遠さんは笑っていた。

その笑顔はとても温かくて、癒された。

私の中で何かが芽生えた気がした・・・