相思相愛~彼方という存在~



一人パニック状態の私。そんなとき、玖遠さんが口を開いた。

「・・・なんでんな離れんの?」

『ぇ?』

いつの間にか、目の前に玖遠さんが立っている。

『いや・・・あの・・・っ///まっ守ってくださって、ありがとうございました。もっもう・・・だっ大丈夫ですのでっ///』

ずるずると後ずさりしながら、言葉を続ける。が、私が下がれば玖遠さんも詰め寄ってくる。

『(もう・・・ほんとにヤバイよ///心臓がっ///)』

すると、トンっと背中に小さな衝撃・・・

『(にっ逃げられない///)』

後ろには壁、前には玖遠さんでまさに板ばさみ状態・・・

『(横は・・・玖遠さんの腕で塞がれてる)///』

頭の中がぐるぐるしていて、もういつ爆発してもおかしくない・・・