相思相愛~彼方という存在~



「あのさ、僕等のこと忘れてない?!」

『へっ?!!』

そうだった。詩ちゃんに会えた喜びが大きすぎて、今日の本題というか本命を忘れていた・・・

『すみませんっ!!詩ちゃんっ、この人が・・・「うん。嶋波 幸(しまなみ ゆき)君、あたしの彼氏VV」

「初めまして、琉乃ちゃん。話は詩から聞いてるよ。想像以上の綺麗さで驚いたよ。あ、僕のことは幸って呼んでくれていいから」

嶋波さん・・・幸さんは、背丈は170ぐらいの人で、スラッとした体つきに少し明るめの茶髪で顔は瞳がとても大きく、草食系男子の代表のようなそんな人だった。

『初めまして・・・あれ?!そちらの人は?』

ふとその隣を見ると、幸さんよりも背が高い人が並んでいた。

「僕の友達なんだよ」