プラチナ

モデルじゃあるまいし。
なんて考えていると、悩んだようにカメラマンが声を張り上げた。

「じゃぁ、目を伏せてこっちを見て。」


ああ。それならできる。っていうか得意。


「はい。」


「そのまま目を開けて!」



カシャッ




言われるがままにするとカメラのシャッター音が聞こえた。


「終了です。」