プラチナ

女子の甲高い声はおさまることを知らない。


少し…いやだな…私だけが知ってたのに…



右に立っている桜庭君も少し驚いている。


左側に来た蓮が私の耳元でささやく。



「俺も少しは動くだろ?」



ニヤッと笑った彼に驚いて、左耳を抑えるように彼を見た。



もしかして…この制度つくったの…

ううん。だってこんなことできるのは…



蓮しかいない。