足から力が抜けるように立っているのがきつい。

彼女は笑ってその場からどこかへと立ち去った。



でも、その場にいなくても恐怖で私は十分おびえていた。




どうしよう。学園追放を先生たちがせずにしたとしたら…そこまで追い込むのは生徒。

当選することが決まったわけじゃない。

大原さんが当選すれば別におびえる必要もない。



でも…
本当に当選しなかったからって…
私のことを黙っているだろうか…


ううん。もしも…もしも、私が当選したら?