「もう…いいんです。」



「何いってるの!旦那さん戦地で必死に戦ってるんでしょ?あなたがちゃんと生きて帰ってくること信じて待ってあげないと!」


「帰って…くる?」


「きっとね!だからあなたが信じて待っててあげなくちゃ!さあ立って!」


私は2つのビー玉を握りしめ、村山さんの奥さんと一緒に、防空壕に向かった。