春幸SIDE

その日はすぐ来た。


俺は早く起きて、夏奈子にばれないように家を出た。

「行ってくる。夏奈子。」


夏奈子は起きない。


さよなら夏奈子。


幸せになれよ。


俺は、忘れて欲しかったけどやっぱり忘れてほしくなくて矛盾してるけど置き手紙をした。




ありがとう。夏奈子

愛してるよ。